【デビュー~ランカー挑戦】

 

投稿:地元の危ない呑兵衛T

 

芹江がボクシングを始めてまだ間もない頃は
「ボクシングよりも俺達と遊ぶのが優先」
そんなイメージだった。

 

俺は就職も決まり、会う機会もなかなか無かった。
「なにしてんだろ?」
そう思い芹江に久々に会ったら

 

『ボクシングが楽しい』

 

すごく嬉しそうに言った。

  

勝手に俺の中では芹江匡晋は飽きっぽいヤツ。その時まではそう思っていた(笑)

  

そしてプロデビューが決まる。

  

地元の友人達と初の試合観戦。
地元の友人はつくづくお祭り騒ぎが大好きな連中と再確認(笑)
気が付いたら皆声が出ていた。

  

他の友人からは
「初期のボクシングスタイルが挑発的で顔がムカつくわ~」
と本人にとんでもないヤジが飛んでいた(笑)
もちろん笑い話としてですが・・・。

  

正直その頃ももちろん応援はしていたのですが、心のどこかで
「友人の芹江匡晋がボクシングの試合している」という「非日常」を楽しんでいた。

けれど目の前の試合を見て
「職種は違えど一生懸命さは負けらんねぇ」
と勝手にライバル意識が芽生えていた。

 

そして連勝の後の連敗…。

 

それまで祝勝会しか開いていなかった事もあり
負けた後の会では誰もがどういう会話をすれば良いのかが分からなくなっていた。

俺はこの頃からボクサー芹江匡晋を真剣に応援するようになった。

 

同時に俺は元々ボクシング観戦(テレビ観戦)が好きだったけど
「勝った時」「負けた時」の芹江匡晋のボクシングテクニック論や精神面の話を聞いて
よりいっそうボクシング、そしてボクサー芹江匡晋が大好きになった。

 

タイの試合を経て帰国後の復帰戦。

 

連敗ストップ。

 

感動した。

 

あれだけ努力してんだから結果がようやく出て本当によかった。

そして迎えた初の日本ランカーとの試合。

試合序盤に初のダウンを奪われる。

俺は誰よりも早く

 

起きろー!!!

 

と叫んでいた。

叫ぼうと思ったわけでは無く、無意識に叫んでいた。
自分でもこんなに大きな声が出るんだってビビった。
叫びながら軽く半べそ(正確には4分の1べそ程)かいていたと思う。

その後試合も徐々に優勢になり会場もものすごい大歓声。

 

大勝利。

 

嬉しくて堪らなかった。
連敗の暗闇を経て勝ち取ったランキング。芹江の無邪気で嬉しそうな顔。

 

俺が最も「忘れられない試合」です。

 

その後、青木選手や安田選手との試合では何かコツを掴んだのか
試合前に芹江と会うと恐い程に漲る自信のようなものを特に感じていたのを覚えています。

 

その後も書きたい事はたくさんあるのですが、長くなるのでそれはまたの機会に(笑)
最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました!

 

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